京のおもてなし

学生生活

今日は、以前から行きたかった京都の貴船へ行ってきました。

貴船は川床のイメージが強いのですが、私的には貴船という文字に強く惹かれます。

何か高貴な場所を想像させてくれるのです。

今までもずっと行きたかったのですが、いろいろとしなければならないことがあり、なかなか来れずにいました。

今日もまだしておかないといけないことがあったのですが、今日を逃すといつ行けるか分からなかったので思い切ってやってきました。

自宅近くの駅を朝10時に出て、叡山電鉄貴船口駅には13:30分ころに到着しました。

お腹が空いていたので、歩き始めて見つけたべにやさんというお店でお昼ご飯を頂きました。

最初は釜飯定食を頼もうと思っていたのですが、出来上がるまで時間がかかるとのことで、お店の方がひつまぶしをおすすめして下さいました。

最初は京都でうなぎ?と思いましたが、貴船神社付近は清涼な川が流れていて鰻が美味しいとのことでした。

私は、実はお店で食事をするのが少し苦手で、お腹が空いていても緊張して、すぐに満腹になってしまいます。

今回も、美味しいご飯なのに少し残してしまったところ、お店の方が親切におにぎりにして下さいました。

こうして下さると残した罪悪感も少し薄れ、小腹の空いた時に食べることが出来るので本当に助かります。

そうしてお昼を頂いた後、貴船神社への道を周辺の景色を楽しみながら登って行きました。

貴船神社までの道筋には貴船川という清廉な川があり、心が洗われる様でした。またこの時期は紅葉が艶やかで、今週いっぱいが見頃とのことでした。

地元の和歌山にも紅葉はあり、綺麗ではありますが、京都の紅葉もまた風情があり見とれてしまいます。

今日は天気が良く、日曜日ということもあり大勢の方が観光に来られていました。

貴船周辺は道は狭く、駐車場も満車の文字を多く見かけました。また観光客が多いため自家用車で来るのは控えた方がいいかもしれません。

そうして、貴船神社の本宮、奥宮、結社の三か所を参拝し、駅までの道を下っていたところ、お昼を頂いたべにやの方が声をかけて頂き駅まで送って頂けることになりました。

予約もしなかった一見の客であり、お店を出てから約1時間も経っているのに、大勢の観光客の中から見分け、声をかけて頂くなんて夢にも思いませんでした。

実はお昼を頂いた後、お店の方から神社を参拝した後にお店に立ち寄って頂いたら駅までお送りしますよと申し出て頂いていました。

でも、ここは京都だし、一見の客としては、辞退しておくのがマナーかもと思い、帰りには声をかけないつもりでした。

ですが、帰りにお店の前を通りかかると、さあどうぞと車まで案内して頂き、ドアも開けて下さいましたので、もうこれは辞退する方が無粋であると思いご好意に甘えることにしました。

車内でも、気さくに声をかけて頂き、乗せて頂いたお礼を申し上げると“お客様あってのお店です“と仰られ、おもてなしとはこういうことを言うのだと、心に刻むことができました。

京都は、確かに寺社仏閣や山河などポテンシャルは高いのですが、それに胡座をかかず、親身に訪れた人をもてなす風土が備わっているように思います。

それは、長い歴史の中で培われたものであり、一朝一夕になし得たものではないのでしょう。

だからこそ、多くの人を惹きつけるのだとも考えます。

京都のスタイルは、他の県がすぐに真似ることは出来ないかもしれませんが、学ぶところは多いにあると再認識させてくれる旅でした。

本日、お世話になったべにやさんのHPはこちらです。

京都貴船 川床料理旅館 貴船べにや
京都貴船 川床料理旅館 貴船べにや

コメント

タイトルとURLをコピーしました