明光商店街の取り組み

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11/20(土)、20(日)に和歌山市南部の和歌浦 明光商店街で主に使われていない店舗を利用した催しが行われました。

MEIKOU WANDER STREETと名付けられた和歌山市主催の催しは、TVニュースでも取り上げられ その賑わいが映し出されていました。

明光商店街は地域の買い物場所として賑わっていた様ですが、近年は商店街の中心店舗であった明光マーケットも店を閉じたこともりあり、かつての賑わいは薄れていました。

しかしながら、まだ数店舗の店は営業を続けており、地域の買い物場所としての機能は持ち続けていました。

私も何度か、明光商店街を訪れ、地元の和菓子や焼き鳥、お弁当などで舌鼓を打っていました。

今回、明光商店街で現在使われていない店舗や場所を利用して、カフェや彫金体験、子供の遊具場などが設置されていました。

私は仕事の都合上、開催時間内に訪れることはできませんでしたが、営業前の準備を拝見させて頂いたり、TVニュースなどで当日の賑わいを知ることができました。

思いの他と言った表現は失礼に当たるかもしれませんが、数多くの方が、イベントに訪れていたようで、地元の方によると久しぶりの賑わいだったそうです。

なぜ、それほど多くの人が、和歌山市の南橋にある古ぼけた商店街を訪れるのか、とても興味が湧いてきました。

最新の大規模施設のように、冷暖房管理ではなく、希望の商品が常に購入できるとも限りません。

人は何を求めて、または期待して商店街を訪れたのか。

その答えの一つは、人とのふれあいではないかと考えました。

話したい時に話せる、程よい距離間を保った会話を出来る場所が商店街であるとも思えました。

商店街を訪れることで、お店の方との、なにげない会話や、他の人が楽しんでいる光景を楽しめることができるからではないかと考えました。

今では、Amazonなどで迅速に、便利にモノを購入することができるようになり、そのサービスの恩恵は十分に理解できています。

しかし、オンラインサービスでは購入時での、お店の人とのリアルなやりとりが希薄になります。

もちろん、そうしたリアルなやりとりは不要であると思われる人もいらっしゃいます。

しかしながら、今回の明光商店街の催しを見ていると、人はただモノを購入するだけでは、満足できず、何かワクワクできる体験を根底に求めているのではないかと思えるようになりました。

例えば、雛人形を購入する際、オンライン店舗では、比較的安く、購入することが出来るかもしれません。

一方、リアルなお店では節句のお祝いの言葉をお店の方からかけてもらえるかもしれませんし、大事なことは雛人形を購入する日を無事に迎えることが出来たことかもしれません。

商店街の強みというのは、やはりモノの購入を通じて行われる人と人とのふれあいを感じることが出来ることではないかと思えるのです。

毎日イベントを行うとなると、中々大変だと思われます。年一回や月一回など期間限定に絞って行うことで、主催者の負担も軽減し、また参加者にとっても楽しみの一つになるとも思います。

近年は、商店街のおけるシャッター通り化が懸念されています。今回行われたMEIKOU WANDAR STREETのように、空き店舗に出店するというビジネスモデルは、商店街の活性化において有効であると考えました。

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