ウクライナからの留学生

学生生活

今日は、ウクライナから和歌山大学へ留学されているパーダルカ オリハさんのセミナーを聞きに行ってきました。

和歌山へ来て二か月というオリハさんはとても日本語が堪能で、私と普通の会話を十分に行うことが出来ました。

8年間日本語を勉強されているオリハさんに、なぜ日本語を学ぼうと思ったのかを尋ねてみると、珍しい言葉だったからと答えて下さいました。

この珍しいという言葉には、興味深いという意味が含まれているようで、日本人は丁寧で経済的に発展していて、アニメも楽しいということをおっしゃっていました。

オリハさんは、セミナーの中でコサックダンスやボルシチなどウクライナの文化や歴史を説明して下さり、よりウクライナを身近に感じることが出来ました。

また、ロシアとの軍事衝突にも触れ、知人の方が亡くなったり、ウクライナとロシアの国境地域では戦車部隊が侵攻し、それ以外の地域ではミサイルが飛んでくるなど、大変な体験を語って下さいました。

ご自身は10月には、留学の期限が切れるため、その後はウクライナへ戻るそうです。

セミナーの後、日本語がとても上手なので、どのようにして習得したのかを聞いて見たところ、小さい喜びを積み重ねたとのことでした。

最初は、あいうえおから始めたそうですが、何度も声に出して、ノートにも書き写し、そうして少しずつ出来ると嬉しくなった。それを続けたそうです。

小さな成功体験を積み重ねることが、大きな事を成し遂げることにつながるとおっしゃっていました。

オリハさんは、故郷で悲しい体験をしているはずなのに、悲壮感は表に出さずこれからもウクライナの独立のために支援を行って行きたいと力強く語って下さいました。

ウクライナに平和な日がやって来るのは、まだまだ先のことかもしれません。その上攻撃された街の復興を考えると長い時と努力を必要とされるかもしれません。

でも、日本語を少しずつ習得し、今では普通に会話をしているオリハさんを見ていると、きっとウクライナの復興もやり遂げるのだろうと確信することが出来ました。

今日のセミナーでは、ウクライナの現状だけでなく、未来のウクライナのありかたについても学ぶ機会を得ることができました。

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