前回までのあらすじ
勉強もせず、しなかった私は結局、地元の夜学の大学に拾ってもらいましたが
退路を立って、再度、受験勉強を始めていきました。
午前中は地元のスーパーで、バイトし、午後は近所の公民館で受験勉強を始めていきましたが
やはり独学の限界を感じ、夏期講習を大阪まで受けに行きました。
このときに受けた英語の授業がとても素晴らしく、90分授業でしたが、講師の先生は授業の初め60分くらい授業に関係のない
温泉の掘り方などをうれしそうに話し、残りの30分を使って猛ダッシュで授業を行うので、生徒も集中せざるを得ず
結果、英語の構造を学ぶことができ、通ってよかったと思う授業でした。志望校は理系の大学だったので明治と東京農大を受け
ましたが結局、不合格でした。結局やめた夜学に再入学をしました。
当時は、落ちたショックよりも、自分のエゴを通しながら、結局目的を達成できなかった罪悪感があり
その罪滅ぼしのためにきちんと大学を卒業しなければいけないと思ったからでした。
その夜学は短大だったので3年で卒業できました。
でも、短大卒ではいわゆる一流企業には就職できないと思い、全く就職活動を行いませんでした。
卒業後は地元の企業に就職しましたが、4年制大学卒の資格が欲しくて、通信制の大学にも入学してみましたが
結局続かず、書籍などで社会人大学生の記事を見てはいましたが、何も行動せず数年が経っていきました。
そんな中、あのリーマンショックの影響で、いきなり解雇となり、同じ職場ですが、違う運営会社のもとで
再就職となりました。その会社はほとんど残業がなく、定時に帰宅することができました。
また同時期に大学の3年次編入試験を受けてみたところ、合格していました。
仕事は夜勤がほとんどなので、朝9時に仕事を終えるとそのまま車で大学へ向かい、2時限、3時限を受けていました。
授業は本当に楽しく、4時限まで受けていたかったのですが、さすがに夜勤明けで夜6時頃まで起きているのは
頭が朦朧とし、これでは続かないと思い、一日に2コマくらいにして、長期で単位を取得して卒業するつもりでした。
ところが、もっと入学する前に考えておくべきだったのですが、大学には試験というものがあり
だいたい1週間くらい続くのです。私にとって1週間休みを取るのは難しかったのですが、休み希望を出したわけではないのですが
たまたま4 連休を取れて、試験も授業によっては翌週だったり、レポート提出のみでよかったり
なぜか、幸運が続いていきました。普通に考えると会社員が大学に通うことはなかなか難しく
失敗する可能性の方が高いはずです。なのに、当時は失敗するイメージが全然わかず、なんとかなるだろう
と思っていました。高校生の頃は、夢は叶わないと思っていたので、やはり現実も夢は叶いませんでした。
一方、社会人になって大学に通うようになると、毎日が楽しく、課題は大変でしたが、他の学生の方と一緒に
パワポを作ったりしていると、出来るできないとか失敗する失敗しないといった思考は生まれてきませんでした。
さすがに入学直後は自分はここにいて良いのだろうかとは思いましたが、すぐにそういった気持は消えていきました。
今から思えば、学部生時代は会社と大学と家をぐるぐる廻っている感じでタイトなスケジュールでしたが
それでも、充実した時期でした。当初は5年くらいかけて、卒業するつもりでしたが
先生方や職員さん、同級生の方々のおかげで2年で卒業することができました。
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