今日は、ある百貨店の方とメタバースの利用についてオンラインミーティングをさせて頂きました。
こちらの百貨店では、コロナ禍において営業自粛や営業時間の短縮、そして顧客への外商ができなくなったことを悩まれていらっしゃいました。
この問題に対する解の一つがメタバースの利用でした。
ご担当の方は、元々ギフトを担当されており、ギフトを案内する際、紙媒体の利用がエコに繋がらないのではないかと考え、オンラインでの販売に携わっていらっしゃいました。
そうした中、2020年春以降 緊急事態宣言による売上減少の持ち直しを行うため、メタバース市場へ参入されたとのことでした。
オンライン利用の下地があるとはいえ、やはりメタバースの利用においてはご苦労をなされていらっしゃいました。
とは言え、メタバースは新たな市場の創造に繋がり、このコロナ禍において有望かつ必然なツールであり、サービスになり得ると考えます。
オンラインミーティングで、リアル店舗とメタバースなどのオンライン店舗の差別化についてお尋ねさせて頂いたところ
メタバースは、百貨店の一サービスであり、実店舗あってのメタバースであると伺いました。
ここ百貨店がアマゾンなどのサイバー店舗との大きな違いだと思います。
実店舗の役割は、生命を持つ人間と人間が触れ合う場所であり、その触れ合いの中から、活気や想い出など心に残る経験や体験が生まれてくると私は考えています。
一方オンラインは、その利便性はとても高く、これからも利用度は高まっていくだろうとは考えますが、オンラインはどんなに進歩しても、電気の流れに過ぎず、生命ではありません。
実店舗とオンライン店舗は、全く別物であるという認識のもと、それぞれの持ち味を活かすことが大事であるということが今更ながら理解することができました。
これまで、百貨店はワクワク感を提供してきました。しかしながら、最近はこのワクワク感が低下してきたように見えます。
メタバース店舗は、百貨店の一サービスに過ぎないけれども大きな期待を抱かせる起爆剤になるとも考えられます。
メタバースは、このワクワク感を提供できるのではないかとも考えます。
今後の百貨店の活動に注目していきたいと思います。
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