今日は、夜勤明けに東京医療保健大学和歌山看護学部で行われていた「大規模災害を乗り切るための健康づくり」と題されたセミナーに参加してきました。
実際に災害現場を訪れて災害が起こるとどのように家屋や道路が変化するのかや災害後の避難所での生活についての説明会がなされました。
言うまでもなく、日本は大小の地震頻繁に発生し、それに伴って生活環境も大きく変化してきました。
テレビや新聞などで、災害が起こると停電や断水、ひどくなると避難所暮らしになることが頭では分かっているものの
今ひとつ、災害に対する心構えが出来ていませんでした。
それは、やはりそういった災害に出会いたくない気持ちがそうさせていたのだと思います。
しかし、今日のセミナーを聴き、改めて災害に対する準備や心構えは必要であると気づかせて頂きました。
まず、何を置いても大事な事は命を守ること、そして次には今何が起きているのかを知る手段を持つ事であると教えて頂きました。
つまり、私は常にスマホを身につけて置く事が必要であると考えています。そうすることで情報を仕入れたり、懐中電灯代わりになったり、家族などとの安否確認を取る事が可能となるからです。
そして、自宅などには水、食料、カセットコンロ、モバイルバッテリーなどを備蓄することが必要です。まずは命を確保し、後から自宅や車などに食糧などを取りに行く事が可能となるからです。
災害が発生した時には、何を持って逃げるかを考えることをせず、迅速に行動する事が必要であると思われるからです。
また、登壇者の先生は仮に避難所でお薬が必要になった際、最新のお薬手帳をスマホで撮影しておく事で、スムーズに提供出来ることをおっしゃられていました。
また、最近ではスマホ用の手帳型のケースも販売されていることから、その中に紙幣や本人を示すメモなどを挟んでおく事も必要であると思います。
スマホの弱点は、バッテリーが切れると役立たないことからモバイルバッテリーを準備しておくことが重要であるとも思います。
しかし、こうした準備を行っていても実際の災害に遭遇した際、予期せぬ事態が起こるかもしれません。
あまりにもショックが大きく、気落ちしてしまい何も出来なくなってしまうことも考えられますし、パフォーマンスも低下するかもしれません。
つまり、災害時におけるメンタルケアも食料などの備蓄と同様に重要な点であるとも考えられます。
いつ、終わるともしれない不便な生活に対応することの困難さは体験された方にしか分からないだろうとも思います。
ただ、頑張れと呼びかけるだけでなく緊急事態に対応する術を提供していく事も必要な事だと思います。
着の身着のままで、逃げて来られた人に災害時には、助けが中々来ないので自分で何とかして下さいというのは酷だと思います。
逃げる途中に怪我をして、血まみれになっている人に対して何もできない悔しさを無くすためにも、出来ることを考えて構築していきたいとも思います。
こうした災害に強い街が街の価値を高めていくことに繋がっていくとも考えます。
今日の災害についてのセミナーは、改めて災害が発生した際に何が必要なのかを考える良いきっかけとなりました。
関係者の皆様方ありがとうございました。
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