退路を断たない

今日は、社会人ゼミの最終回でした。10月から毎月一回のペースで、コロナ禍においてまちづくりをどのように行うのかを学んできました。

人が移動することで賑わいが出来、そして街が活性化していく。これが今までのまちづくりの一つのやり方でした。

しかし、コロナ感染予防のため不要不急の外出が制限され、三密を回避されるようなると、またたく間に街から大勢の人が消えてしまいました。

出来るだけ多くの人を取り込むことで規模の経済の有利性により利益を得ることがこれまでのやり方でした。しかしこのコロナ禍においてこれまでのやり方は通用しなくなりました。

また、対面を避けるため在宅勤務やリモートでの勤務などによる新しい生活スタイルにより、クリーニング店やビジネス用品を扱う企業は窮地に立たされています。

こうしたコロナ対策により社会が変革していく中で、私たちはどのような指針を持ち、行動していけば良いのかについて、この全5回のセミナーで学んできました。

先生はいつも『経済学は医学である』とおっしゃっていました。私はその意味を「病んで困っていても、見捨てずきちんとした処置を行えばきっと回復する」と捉え、今は駄目でもきっと将来はまた前を向いて歩き出せると解釈していました。

今回、最後のセミナーでも先生は、街に賑わいを取り戻すやり方を教授して下さいました。

街によってその具体的なやり方は変わっても、その根幹は変わらず

 

1、どんな時も逃げ道を作っておく

2、自分のエリア(立ち位置)を知っておく

3、決して無茶や無理をせずに経営計画を立てる

ことを教えて下さいました。とくに1の逃げ道を作っておくことはとても大事であるとおっしゃられていました。状況が刻々と変化する前提のもと様々なオプション(逃げ道)を作っておくことはとても大事だと私も思います。

若い時は、一つのオプションしか考えずにいたため、変化に対応することができませんでした。過去の大学受験も複数のオプションを考えておけば、今とは違った人生を歩んでいたかもしれません。

今日のセミナーではまちづくりのみならず、将来の自分づくりにも取り入れる事ができました。

過去のスペイン風邪などの感染症は約3年ほどで収束に向かっています。今回のコロナも同じ傾向を持つならば、あと1年半強で経済全体が本格的な回復基調になる可能性があります。その時のために今の内から複数のオプションを策定する必要があるでしょう。

この全五回のセミナーでは素晴らしく、充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

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