名張の商店街

社会人大学

宿泊先からイオン名張へ歩いて行く途中に、古びた商店街がありました。

看板にはサンロードと書かれていました。

お昼に立ち寄ったお店にあった『伊賀・名張の昭和』と書かれた書物には、賑やかな頃の商店街の写真が掲載されていました。

商店街が立ち並ぶ中町通りは、かつて大坂と伊勢をつなぐ初瀬街道でもあり、宿場町として賑わっていたとの事でした。

現在では、地方によく見られるシャッター通り化が進行し、買い物等は近くのイオンを利用しているようでした。

そうした中、お昼に立ち寄ったお店は、昭和テイスト満載の喫茶店兼食事処で、地元のおばさま方がお知り合いの方と談笑されていました。

名張に来てから、ほとんどコンビニやインスタント食品ばかりだったので、ちゃんと調理したご飯を体が欲していました。

そうした中、商店街の一角にこのお店がありました。

注文したオムライスは、昔ながらのしっかり焼いた卵に包まれたケチャップ味のご飯で、レトルトではなく、しっかりと調理して頂いており、心と身体に沁み入りました。

この街道沿いのお店は、新しいお店ではありませんが、新しいお店にない何か心温まることがありました。

レトルト食品は、レンジでチンするだけでいいので、便利ですし、ホテル暮らしでは必要必需品に数えてもいいくらいです。

一方、お店の方が、丁寧に作って頂いたお料理はただ栄養だけでない何か大事な事を得ることができました。

商店街と大規模小売店 どちらかだけを残すのではなく、お互いの良さを知りつつ、状況に合わせて使い分けることが、より良い町づくりに不可欠だと思いました。

まるでwindowとMacのパソコン選びの様ですね。

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