今日は、大阪三大商店街の内最後の一つとされている駒川商店街を訪ねました。
駒川商店街は、大阪東住吉区にある商店街で、大阪地下鉄谷町線の天王寺駅から4番目の駅である駒川中野駅と近鉄南大阪線針中野駅が最寄り駅となります。
駅名にも現れているように、かつては中野市場という市場があり、その市場周辺に商店が集まってきたことが由来だそうです。
そして、商店街の外れには、駒川という川が流れています。
駒川商店街を歩いていると八百屋さんやお肉屋さんが比較的多い感じがし、生活密着型の商店街の趣きを感じました。
しばらく歩いていると、呉服店に差し掛かり、天井から様々な地域名がついた札が垂れ下がっているのを見ていると、お店の方が説明をして下さいました。
このお店は、先日訪れた千林商店街にも店舗をかまえており、商店街で呉服の販売に力を入れられているそうです。
特に、男性に着物の良さをアピールされているそうです。
話しを伺っていると、五千円ほどでデニム生地の着物があるとの事で、試着させてもらうことができました。
着物と言うと、高額で作法が難しく、敷居が高いと思っていましたが、数千円で着る事ができるとは知りませんでした。
おまけに部屋着としても大丈夫との事でした。
試着させて頂くと、何か肩の力が抜けてとてもリラックスできた感じがしました。
着物は今まで着たことがありませんでしたが、これも何かのご縁だと思い、チャレンジしてみようと購入しました。
帯はちょっと予算オーバーしましたが、下駄と足袋をおまけして頂いたので良しとしました。
総額25850円でした。
まさか、商店街に来て着物デビューをするとは、夢にも思いませんでした。
せっかく着付けして頂いたので、そのまま商店街をぶらぶらと散策してみました。
駒川商店街は、生活に密着した商店が多い商店街で、威勢の言い掛け声も聞こえていました。
これまで、何箇所か商店街を訪れてきました。成り立ちや規模は様々でしたが、共通している事は、地元に密着しているということです。
逆に言えば地元に密着していないと、商店街は成り立たないし、衰退していくということです。
この大阪三大商店街と言われる商店街にも、
それぞれ抱えている問題点はあります。しかし、その問題点をなんとか解決しようと努力している姿が見て取れます。
『商店街とは何なのか』と言う問いには、地元の生活を背負い、守っていくという気概と責任を全うする組織である。と答えたいと思います。
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