昨日はゼミが休講となったので、天神橋筋六丁目商店街、高槻芥川商店街、京都新京極商店街を見学してきました。
最初から三箇所を巡る予定ではなく、行き当たりばったり気持ちのままにブラブラと歩いてきました。
最初の天神橋六丁目商店街は、ザ、大阪の商店街といった感じで賑やかで活気がありました。たこ焼き屋、衣料品店、美容院と地元の方の生活に密着した商店街でした。
その後は、JRの新快速に乗って高槻まで移動しました。やはりJRは早く約15分で高槻駅に到着しました。高槻駅の乗降客数は約12.3万人と和歌山駅3.8万人の約3倍もあることもあり、大きくきれいな駅でした。
その JR高槻駅から西へ約300m歩くとアクタモールの入り口に差し掛かり、そのまま進んで行くと芥川商店街に入って行きます。芥川商店街は天神橋筋六丁目商店街ほど大きくないのですが、長年やっているお寿司さんやお肉屋さんがあり地元に密着している感じがしました。またこの芥川商店街には亀屋さんという旅館があり、お泊まりだけでなく寄席などもされているようでした。芥川商店街の由来は近くを流れる芥川から取られているようです。芥川は淀川と繋がっていることから、江戸時代には海運の拠点となり、また西国街道も芥川商店街から歩いて5分ほどの所にあることからも、人とものが行き交う場所だったのでしょう。
高槻市は大阪と京都間のちょうど真ん中当たりに位置し新快速で大阪まで15分、京都まで12分と近畿二大商業地へのアクセスはとても良い場所にあります。ですから、この二大都市にお客さんを吸い取られても仕方がないと思われるところが、実際はJR高槻駅前と阪急高槻市駅前ともどもとても賑わっています。
一方、私の住む和歌山市は大阪難波まで約1時間の位置にあり、ブラクリ丁商店街、美園町商店街ともども衰退化しており、いわゆるシャッター商店街と言われています。お客さんがいなくなった原因は大阪まで約1時間で行く事ができるため、ストロー効果でお客さんを吸い取られてしまったからというのが定説です。
しかし、JR高槻駅、阪急高槻市駅周辺の商店街は大阪と京都に近いにもかかわらず、賑わいを持っています。もちろん、大阪京都へ買い物に出かける人はいるでしょうが、いわゆるストロー効果と呼ばれる錆びれた状態になっているようには見えませんでした。
これは何故なのか。高槻駅周辺は賑わいを持ちつつもガヤガヤせず、落ち着きのある町でした。芥川を歩いていると、何人かの人が水辺に座って川面を眺めていました。水は透き通りとても穏やかな気持ちになることができました。
まだ、高槻市は3度しか訪れたことがないので、確定したことは言えませんが高槻市の人たちはこの町を大事にし、誇りに思っていることが伝わってきました。その気持ちや思いが高槻市を形作っている気がしました。
町とは、建造物の集合体なのではなく人々の思いで作られていることが実感できました。
長くなりそうなので、京都の新京極商店街はまた次回に
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