本日のゼミは、わかきん先生という体操を通じて健康の重要性を伝導、実践されている方が来られました。
前もって、HPなどで情報を仕入れてはいましたが、実際にお会いするとその熱烈ぶりに圧倒されました。
わかきん先生のHPはこちら

教室の前に立ったその出立ちは、ランニングシャツに半パンとのぼり旗が2本と屋外やスポーツ施設などで見かけることは多くとも、今まで大学の教室ではお見かけしたことがありませんでした。
わかきん先生は朝4:30に起きてバーベルを上げてから、朝一9時からの授業にお越しになられました。
私はその格好を見て、芸人さんが営業に来られたのだという認識でお話を聞いていました。
わかきん先生は、救急救命士というお仕事に21年勤務されたあと、そのご経験から健康の大事さを尊み、健康の重要さを伝導、実践する今のお仕事をなされたそうです。
授業の中で、女性の拒食症の話になり、その原因が自分の容姿を良くするためや、周りから良く見られたいという思いからきていることにちなみ、思考を変えるアドバイスをされた頃からわかきん先生に対するイメージが変化してきました。
大学のゼミというところは崇高で、お笑いを披露する場所ではないと、かたくななに思っていた私は、なかなかその思考を変えることができませんでした。
そもそもゼミとは何なのか。かつて大学紛争があった時代には、亡くなられた恩師の先生が、学生と膝を付き合わせて話をされていたことを思い出しました。
今、大学紛争はありませんが、自由に自分の考えや想いを発表する場所がゼミなのではないのかとも思います。
ジョン・スチュワート・ミルが言うように他人に迷惑をかけない中での自由を私たちは持っていると自覚すべきなのでしょう。
ゼミとはこういうものであるべきだという固定観念について改めて再考することを、わかきん先生は教えて下さったように思います。
まだまだ思考を変えるところまでは辿り着いてはいませんが、とても有意義なゼミでした。
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