ようやく暑い日も過ぎ去り、街歩きもしやすくなってきたので、大阪市中央区の空堀商店街を訪ねてきました。
空堀商店街の最寄り駅は、大阪メトロ谷町線の谷町六丁目駅と記載されていましたが、私の家は南海沿線沿いなので、難波経由で地下鉄御堂筋線の心斎橋駅で下車し歩くことにしました。
心斎橋駅からは約1キロなので、20分ほどで到着しました。
空堀商店街は、その名のとおり大阪城の南端に豊臣秀吉によって作られた空堀に由来し、講和により埋められたあと、大正時代の頃から少しずつ商店が並び始めたとのことです。
実際に訪れてみると、商店街は坂になっており、通常の自転車では、中々上がるのが大変なくらいの高低差がありました。
また、販売されている商品も鮮魚や青果が多い印象を持ちました。前回訪れた駒川商店街と異なり精肉店があまりなかったように思いました。
また、空堀商店街周辺は大阪大空襲の際には比較的空襲の被害が少なかったことにより、老舗のお店が残っているとのことでした。
たしかに歩いていると、なかなか歴史情緒のあるお店が何件かありました。
中でも、昆布の土居さんは創業110年とお店の佇まいは大変素晴らしいかったです。
そして、今ではもうみる事がほとんど無くなってしまいましたが、お豆腐屋さんの岡田屋本店さんでは、お豆腐が水槽のようなところで水の中で浸かっており、買う時にお店の方にすくって頂く形になります。
どうしてもこのお豆腐が食べたくて、近くのスーパーでお醤油を買い、ご飯は弁当屋で調達し、近くの公園で食べることにしました。
商店街の良いところは、好きな食べ物をアラカルトで購入出来ることです。そして、屋外で食べることができたら最高です。
空堀商店街は、心斎橋から徒歩20分ほど到着するにもかかわらず、あまりがやがやした感じのない落ち着きのある中、活気のある商店街でした。
これまでも、何箇所か商店街を訪れましたが、活気のある商店街には、魅力的な商店がありました。
当たり前と言えば当たり前ですが、商店に魅力があるから、お客さんが来るし、訪れるお客さんのために魅力的な商品をさらに充実させていく事でより多くのお客さんを引きつけるのでしょう。
地元の和歌山市には、大きな商店街がいくつかありますが、そのほとんどがさびれてしまっています。ここまでさびれてしまうとやはり何か根本的な原因があるはずで、そこを直す事ができればきっと復活できるはずです。
衰退の原因として、よく言われるのが競合店の存在ですが、やはり商店街の商店や商品に魅力がある事が先決であると考えざるを得ません。
私たちの世代で、地元の商店街が消滅してしまうことなどがないようにしたいものです。
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